知能情報学専攻の概要

知の解明と構築 人間らしいしなやかな情報処理の実現

高度情報化社会では、人間らしい、しなやかな能力をもつ情報処理がもとめられます。
生体の情報処理は、長い進化の過程で自らの構造・機能を環境に適応されることによって獲得したもので、他に例を見ません。
知能情報学は、生体、とりわけ人間の情報処理機構を解明し、これを高次情報処理の分野に展開することを目的とした学際的な学問領域です。

 

知能情報学へようこそ

 
知能情報学専攻長
鹿島  久嗣

知能情報学は人間の高度で知的な情報処理について学び、また、それらを構築・発展させることを目指す研究分野です。「知能」という語からは「人工知能」を連想するかも知れませんが、本専攻では知能をもっと多面的に、かつ広い視野から捉えています。具体的には、生体の知的な活動の根源としての生命、脳・神経、認知、行動などの人間や生体の原理、画像、音声、言語といった情報メディア、さらには人間とメディアのインタラクション、人工知能や機械学習、ビッグデータ、ソフトウエアやネットワークといった人間と情報処理の関わるさまざまな側面に関する教育や研究の対象としています。しかも、個別の学問領域で行われてきた、これらの教育・研究を、知能と情報の観点から、横断的に俯瞰しているのが本専攻の特色です。専攻内の教員や学生のバックグランドは多彩ですが、互いに切磋琢磨と協調・協力をしながら、知の理解と構築という共通の目標に向かっています。一つの学問領域の中だけでは解決できない複雑な人間の知性の謎を解き明かし、それらを情報処理に活かすことの醍醐味と知的興奮を、皆さんにもぜひ味わって頂きたいと思っています。

本専攻では、工学系のみならず、多様な分野出身の方々にも受験していただけるような入試問題を用意しています。また、分野横断的な知識を基礎から学べるカリキュラムも整えています。ぜひ、私たちと一緒に「知」の深淵を探求してみませんか。